北海道の道南地区、江差という町はご存じでしょうか?桜祭りで有名な松前から近い場所であることと、漁業が盛んなので知っている人もいるかもしれません。その江差は、北海道の中でも歴史ある町で風情を大事にしている町。
ニシン漁が盛んなので、ニシン御殿が並んでいる「いにしえ街道」もあって北海道の歴史や芸能文化に触れることが出来るイベントも開催され、毎年多くの観光客でにぎわっています。
今回は、少し前の時代にタイムスリップしたような体験などが出来るイベントをご紹介します。
【北海道 江差いにしえ街道】歴史的な文化芸能イベントとは?
引用先:江差町歴まち商店街
江差では毎年、GWに合わせて郷土文化や工芸品、食をコンセプトにしたイベントが開催されています。イベントの名前は、「夢のいにしえ街街道」といって通常の江差の文化、歴史に触れることが出来る内容がたくさんあります。
「夢のいにしえ街街道」とは?
◆イベント内容
- ステージショー(ライブ)などの企画
- 朝市「新鮮組」
- 花嫁行列
- いにしえ茶屋
- 工芸職人さんの実演
- 地元の特産品の販売や出店
たくさんのイベント内容があって、江差では歴まちとして町おこしのように、このイベントを開催して盛り上げてくれています。

花嫁行列は、一番の見どころかも。
実際に街街道を花嫁衣裳を着て人力車に乗りながら、長持唄に合わせて歩いていくことが出来ます。
開催日は?混雑状況も予想
2019年は5/3の1日だけの開催のようです。
ちょうど、GWの期間なので桜のお花見の方へ行かれる方も多いかもしれませんが、たくさんの方が函館方面へ旅行に出かける方が多くなることは予想できます。
◆混雑状況を予想
1日だけの開催ということを考えると、混雑する可能性もあると思います。
もし、「夢のいにしえ街街道」に参加される場合は少し早めに到着出来るように準備しておいた方がいいかもしれません。
函館に宿泊される予定の方は、午前中から移動した方がいいかもしれません。
2018年の開催時間は10:00~15:00となっています。2019年も同じ時間帯となるのであれば、遅くてもお昼頃には到着出来るように準備しておきましょう。
アクセス方法を紹介
道内の方で日帰りできる方は、近隣の道南地域の方や体力のある方と限られると思います。
きっと函館などに宿泊する方も多くいると思うので、函館から行かれる方と念のため札幌から行かれる方の療法のアクセス方法もご紹介します。
【函館から江差まで】
- 車を利用する
1時間半くらいで到着します。函館からの近道は、山道を通るのが一番早いです。
自然道南で森林浴ドライブをした後は、海の町江差町でタイムスリップして楽しんでくださいね。 - 交通機関を利用する
3時間半くらいかかります。いくつか方法があるのですが、わかりやすい乗り換えをお伝えします。
JR+バスで乗り継いでいく方法です。JR函館駅で道南いさりび鉄道で木古内駅まで
↓
木古内駅でバスに乗り換えて中歌町で下車。
↓
そこから歩いて約2分。

交通機関を使うなら、このルートが一番わかりやすいと思います。
ほかのルートはバスを2回乗り換えたりすることになったりして、地理に詳しくないと迷子ちゃんになりそうでした。
念のため、函館と江差町の距離感がわかるマップを入れておきますね。
【札幌から江差町まで】
- 車を利用する
高速道路を使っても5時間くらいかかります。
札幌ICから八雲料金所まで。
↓
そこを降りたら、国道277号線へ。
↓
そのあとに追分ソーランライン(国道229号線→国道227号線)へ進むと到着。 - 交通機関を利用する
やはりJR+バスを使って約5時間。
札幌駅からスーパー北斗で八雲駅まで。
↓
八雲駅からバスに乗り換え中歌町で下車。
↓
歩いて約2分

このアクセス方法を比較してみると、函館に宿泊して函館から移動した方が疲れなさそう。
札幌から5時間って、早朝に出ないと間に合わないよね。

帰りの時間を考えたら、全然楽しめなさそう。
私は、函館に泊まろうっと。
↓ レンタカーを予約するならお早めに!! ↓
【北海道 江差いにしえ街道】 歴史のある町を解説
引用先:江差町役場
江差は、北海道でも1番早く開港した町。当時からニシン漁が盛んだったようです。その歴史は古く、松前藩が健在だった時代から始まっています。
その歴史ある町として色んな文化や郷土芸能などにも力を入れていて重要文化財に指定されている建物などがたくさんあります。
◆重要文化財
「旧中村家住宅」の母屋や文庫倉
◆天然記念物
「ヒノキアスナロ」「アオトドマツ」の自生地
そのほかには、江差の町で指定されている史跡として「戊辰の役戦死者の墳墓地」などもあります。
その歴史の中でも古くから言い伝えられている地元では有名な神社があります。神社仏閣に詳しい方なら、もう知ってるかもしれませんね。その神社の名前とは~
「姥神大神宮(うばがみだいじんぐう)」
北海道最古の神社「姥神大神宮」

この神社は、北海道で一番古くから建てられた神社なんだって!

北海道で一番古い神社ってすごいね〜
どのくらい前からなんだろう?

え~っとね、健保4年?1216年だって!

古すぎて、歴女じゃないと何時代かすぐにわからないくらい古いね。
私のにわか歴女知識レベルじゃすぐにわからないわ。

私も全然、わからないけど北海道が奥深いってことは伝わった!
まだ、松前藩が存在していたころに創建されているので、歴史好きな方や神社仏閣が好きな方など興味がないとわかりにくいかも知れないです、でも、そういった詳しい方達からは、とても人気のある場所。
そして、この神社の創建とニシン漁が盛んになったことがつながっているんです。ある意味、伝説というか神話という感じです。

神社仏閣が町が栄えるきっかけになっていることってあるよね。
わかりやすく言うと京都は、まさにそんな感じじゃない?
それをいうと、卑弥呼時代の邪馬台国があったとされる広島あたりも、そうかもしれない。と思ってしまいますね。さすが、八百万の神がいる国、日本!!神社仏閣巡りが人気出ているのもわかりますね~。

御朱印集めとかもだいぶ定着してきたよね。
そう思うと古くから開拓されてきた松前藩の城下町のような町。江差が歴史ある町というのも納得できますね。
姥神大神宮の起源など調査した記事がこちらにあります。
北海道 江差いにしえ街道の歴史とは?
いにしえ街道は、旧国道だったところを改装したり整備して作られています。そして、歴史ある古き良き時代を上手に残す工夫もしっかりしていています。
そこはまるで、明治や大正時代タイムスリップでもしたかのように。
そう思える建物がいくつも残っています。
そして、「いにしえ街街道」と新しく名前がつけられて、当時のニシン漁が盛んだったころに建てられたニシン御殿などが並ぶ、古民家が並んでいてレトロな街街道となっています。
引用先:江差町役場
◆代表的な建物
【「横山家」】
200年の歴史ある旧家で、商家として回船問屋を開業されているそうです。実際に、家の中を見学することも出来るようにニシン漁が盛んだったころの展示があるみたいです。
また、ここでは江差のご当地グルメともいえる「ニシンそば」も食べられます。
【「旧中村家住宅」】
海産物の仲買などをしていた商人が建てたとされていたものです。
重要文化財に指定された現在も、一般公開もされているので当時の江差の住宅がどんな感じだったのか、体感することが出来ます。
【江差町会所会館】
旧中村家住宅のすぐそば、斜め向かいにある「旧江差町役場の本庁舎」です。
江戸時代の後期に建てられたのですが、2001年に一度建て替えしています。
でも、外観で使える資材は再利用しているので、当時の面影は残っているので歴史ある風情は感じていただけると思います。
無料の休憩所にもなっているので、散策につかれたときに休める憩いの場所にピッタリです。
【旧檜山爾志(きゅうひやまにし)】
この建物は、明治に建てられたもので洋風な外観となっています。
木造の旧家が多い中、一部にこういった洋風の建物があるだけで、さらに風情を感じさせてくれます。
建物の正面にある松の木は「嘆きの松」と名前がつけられています。
名前の由来は、
「江差沖に幕府軍の船が沈没していくことを嘆き、悲しんだことで曲がってしまったから。」
ということです。
先ほどお伝えした「姥神大神宮」もいにしえ街道沿いにある神社なので、もちろん観光スポットとしても人気があります。
夢のいにしえ街道に参加出来なくても、このいにしえ街道を散策するだけでも、きっと思い出に残る旅行が楽しめると思います。
まとめ
- 江差町ではGWに歴史を体感できるイベントを開催している。
- 夢のいにしえ街街道では、花嫁行列が一番の見どころ。
- イベント開催時間が短いこともあり、函館からのルートがおすすめ。
- いにしえ街道は、イベントに関係なく観光スポットとしても人気。
- 北海道で一番古い神社も街道沿いにある。
私の江差町のイメージは、海鮮。その中でもニシンという感じだったので、この街道を見つけたときにすごく興味がわいてきました。イベントに参加出来なくても、はいからさんの時代をイメージして楽しめそうです。
北海道の中でも松前や江差は、開拓も早かったので明治時代の雰囲気を再現できるのでしょうね。札幌や旭川では体験できない空間だと思うので、ぜひ一度訪れてみてください。
《さくらの羽根オリジナル特集》
北海道札幌市厚別区。札幌の副都心とも言われている「新さっぽろ」がおすすめです。その「新さっぽろ」にあるカラオケ屋さん。
カラオケ屋さんなのに、カラオケ屋さんらしくない!とっても楽しい「カラオケピロス」の特集ページです♪
コメント