北海道といえばどこを思い浮かべますか?札幌?函館?富良野?今は市だけでなく、町や村も注目されている時代です。
今回は、最近知名度があがっている大自然に囲まれた美瑛町の温泉と青い池について、おすすめの時期もあわせて紹介していきたいと思います。
北海道美瑛の白金温泉 美瑛町ってどんなところ?

突然だけど美瑛町って知ってる?

びえいちょう・・・?聞いたことないな。

私聞いたことあるよ。
ドラマのロケ地になったり・・・最近は東京にアンテナショップもできてるんだってね。

すごい!ひまわりちゃん、物知りだね!
美瑛町は北海道の真ん中くらいに位置し、旭川と富良野の間くらいにある上川郡の中の町です。十勝岳を有するこの町は自然にあふれ、写真家たちからも愛されている土地とも言えます。
そんな自然たっぷりの美瑛でひそかに人気が出てきているのが、白金温泉です。
北海道美瑛の白金温泉 おすすめの時期
美瑛町の観光や登山客もいるので、白金温泉の繁忙期は夏です。自然の中にある温泉地なので、夏は虫に出会う可能性も高いようですが、それも含めて楽しみたいですね。
のんびりしたい人、リーズナブルに泊まりたい人、温泉をメインに考えている人は、お客さんも少なく、宿泊費も安くなる冬がおすすめです。
白金温泉で夏にできること
夏は、ぜひ雄大な美瑛の町を散策してみてください。なだらかな丘が広がる美瑛町。東京都23区とほぼ同じ面積の多くが山林で占められています。どこを切り取っても絵になる景色に出会えるはずです。

でも、そんなに広かったら、歩いて周るのも大変そうね。
そう心配している人も安心してください。美遊バスチケットを購入すれば、美瑛町の観光地をバスで巡ることができます。レンタルサイクルやガイド付きのレンタルサイクルもあるので、美しい景色をゆっくりと楽しむことができますよ。
白金温泉で冬にできること
冬は、丘に降り積もり日の光でキラキラ輝く美しい雪を堪能してください。また、冬の夜だけ白ひげの滝などの観光地もライトアップされますので、その幻想的な雰囲気も一見の価値ありです。
もう少しアクティブに楽しみたい人は、スノーシューを履いて森の中を歩くツアーなんていかがでしょう。

スノーシューって何だろう?

スノーシュー知ってるよ!洋風かんじきって感じかな。
スノーシューをつけると、靴では歩けないくらい積もった雪の上も歩けるようになるんです。白金の森をスタートする約2時間のコース、いつもとは違う足元のフカフカした感覚は行ってみる価値ありです。
また、寒い冬には、ゆっくりお湯に浸かって体の芯から温まってください。筋肉痛になっても大丈夫。お風呂に入ったらきっと快方に向かうはずです。

寒い時期の露天風呂とかたまらないよね。
顔がほてっても、外の空気が冷たいからのぼせにくいし、
でも体はポカポカで。
考えただけでも、癒されそう。
北海道美瑛の白金温泉 楽しみ方
引用:美瑛町観光協会公式サイト

美瑛町って温泉もあるの?
もちろんあります。美瑛町唯一の温泉である白金温泉は、宿泊施設が10軒もない、こじんまりとした温泉街です。

なんか秘境っぽくていいね。
ってことは、結構アクセスが大変なのかな。
では、ここでアクセス方法を簡単に紹介します。
【白金温泉への主なアクセス方法】
- 道北バス:大雪青少年交流の家行きに乗り、JR旭川駅から約90分、JR美瑛駅から約25分。
- 車:旭川や富良野から約60分、JR美瑛駅から約25分。
- 団体の場合など、ホテルの送迎がある場合もあり。

思ってたより行きやすかった。
良かった~。

冬場に車で行く場合は、雪の影響で通行止めになる道路もあるので、事前にホテルに確認しようね。
白金温泉のお湯
今から70年近く前、昭和25年(1950年)に当時の町長が温泉を掘り当て出たのが白金温泉です。源泉は50度近くあり無色だそうですが、酸素に触れると茶褐色の色がつくので、入浴時に見るお湯は色がついています。

源泉の温度が高いのはポイント高いよ。
加温しないってことだもんね。

寒いところで入る露天風呂は少し熱いくらいが気持ちいいよね。
白金温泉は、杖をついてきた人が入浴後杖を忘れて帰るほど神経痛に効くという話から、杖忘れの湯と言われているそうです。

何その逸話みたいなの!ちょっとおもしろいかも。
かけ流しの天然温泉を楽しむことができる湯治プランや日帰りプランなども用意されており、日帰り温泉は1,000円以内で利用することができるので、旭川や富良野から足を伸ばしてみるのもおすすめです。

自然に囲まれたところで湯治ができたら、痛いところも早く治りそう。
白金温泉付近の遊歩道
白金温泉付近には遊歩道があり、自然の景色を満喫することができます。森林浴としても、運動不足解消としても、ちょうどいいくらいの距離になっているので、ぜひチャレンジしてみてください。

歩いてみたい!
どんなルートがあるのか教えて。

じゃあ簡単に紹介するね。
①白樺遊歩道
その名の通り白樺のある遊歩道。滝や木々の景色を楽しみながら歩ける3.0キロの道のりです。
今年は雪が遅いかな?雪の無い滝にどこかいけるかな?
青い滝と白髭の滝はライトアップはじまったのかな?
雪の白金不動の滝も見てみたい。#朝活 #滝オタ #滝 #苔 #白金不動の滝 #美瑛 #Instagram https://t.co/1wISxQYGGr pic.twitter.com/ZPrpFqQfgc— よっし (@yoshidatoll) November 13, 2017

木も水もきれいね。こんなところ歩いたら、日頃のストレスも吹っ飛びそう。
②ウグイス谷遊歩道
温泉街から十勝岳望岳台までの3.8キロのルートです。大した距離じゃないと思った人もいるかも知れませんが、温泉街からスタートする場合は急な階段から始まり、十勝岳望岳台は標高930メートルのところにあります。
ウグイスの鳴き声や動植物の気配を感じることができる、夏でも涼しく感じる遊歩道ですが、なだらかな道とは言えないので、体力と装備と覚悟が必要です。
③原生林遊歩道
大雪青少年交流の家からウグイス谷遊歩道に合流し、十勝岳望岳台まで行ける4.3キロの遊歩道です。チップを引いた柔らかい道には野生動物のフンや足跡を見ることができます。
比較的広い道があるので歩きやすいですが、標高があがるにつれ涼しく感じるので、万全な装備が必要です。

「せせらぎ遊歩道」とか、他にも色々なルートがあるから、自分に合ったルートを歩いてみてね。

北海道美瑛の白金温泉 映えるスポット青い池
引用:美瑛町観光協会公式サイト
白金温泉の近くには、どうしても紹介したいスポットがあります。それが、青い池。撮影スポットとしても大人気の場所です。

青い池は聞いたことあるかな?

名前は聞いたことあるよ!

名前は知らなかったけど、見たことある!
青い池は、人工的に作った池で、いつからか青い池と呼ばれるようになったのだとか。だから正確には池とは認定されていなくて、水たまり扱いのようです。

自然にできた池じゃないんだ!水たまりなんて失礼ね。
実は、美瑛川の上流にある白ひげの滝でも透き通ったコバルトブルーのような水面を見ることができます。この美瑛川はその青い水面からブルーリバーとも呼ばれています。青い池だけがに青く見えているわけではなかったんです。

そうだったの?
でもどうして青く見えるのかな?
それは水の中にアルミニウムが含まれているから。それで太陽光が散乱して、青色の波長だけが目に届き、水色に見えているのです。

そっか。
つまりは目の錯覚ってことね。
この水に溶けているアルミニウムの量で、水面の色もコバルトブルーっぽい色や、エメラルドっぽい色に見えたりするそうです。見え方が変化するからこそ、美しい色に出会えた時の感動も大きいですね。

青い池は、アクセスの良さも人気の理由よね。
青い池はJR美瑛駅から車または道北バスで約20分、白樺街道沿いに駐車場も用意されています。白金温泉からだと、白樺遊歩道を使って徒歩で行くことができます。

山の中とかすごく歩かなきゃいけないと思ったから、
駐車場の近くとかすごく助かる。
白金温泉から3キロくらいなら、がんばって歩けそう。
青い池の四季

青い池は季節によって、見える景色が変化するのよ。
どの景色が好みか、考えながら見てみてくださいね。
①春の青い池
北海道の冬は長く、4月になっても雪が降る日があります。冬から始まったライトアップも4月まで続き、幻想的な景色を見ることができます。雪が降っていなくても、水面に反射する光はとても美しいですよ。
連休に入って、いつもより賑やかな白金の青い池。
冬から続いたライトアップも、いよいよ明日の夜が最後です。
平成最後の夜、ライトアップも最後の幻想的な夜の青い池をお見逃しなく!
Tomorrow will be the last chance to see the illumination of Blue Pond !#biei #美瑛 #bluepond #青い池 pic.twitter.com/IdeQQCkp6L— 美瑛町観光協会@美瑛子 (@Okanomachi_biei) April 29, 2019

キレイだね~。どこが水面かわからないよ!
②夏の青い池
水面に反射したブルーを見たい人は、雪の降らない時期が良いでしょう。意外かもしれませんが、夏には30度を超える日もある美瑛ですが、湿度は低めなのでジメジメした嫌な暑さは感じないと思います。
昨日から、北海道に来てます(о´∀`о)
美瑛 白金 青い池✨神秘的でした。#美瑛 #白金青い池 pic.twitter.com/AJMnbx2l5r— Miku (@Miku91544432) August 1, 2017

私は青い池らしくて、この景色が一番好きだわ。
③秋の青い池
散策するには良い季節ですね。秋は集中豪雨の可能性もあり、気温が下がってくるので服装には要注意ですが、紅葉と青い池を見ることができます。晴れた日は美しい青い池を堪能できます。
長年恋い焦がれていた美瑛の青い池を見ることができました。 生憎の雨でしたが、文字通り青い池が出迎えてくれました。http://t.co/L9vnUox0LJ#美瑛青い池 #青い池 pic.twitter.com/P8biNPqbmK
— blue.apple (@blueapple429) October 6, 2015

このブルーもかっこいいんじゃない。
④冬の青い池
池の青さを見ることはできませんが、カラマツと池に降り積もる雪がまるでおとぎ話のようです。11月から始まるライトアップは、さらに現実離れした景色を演出してくれます。
青い池のライトアップ✨誰も居なかった奇跡❤️
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.#青い池#d5500 pic.twitter.com/Gm6jmQkPb1— きーねこ☆サツハロ📷いく (@kine_kine15) January 24, 2019

夏とは全然違う景色で、同じ場所とは思えないね。
青い池のおすすめの時期
条件が揃い青い水面が見えやすいのは、5月~7月と言われています。とは言っても、一番気にしなくてはいけないのは雨です。雨が降った後は、水面が濁って見えます。なので、天候が良い日が続いていれば、秋でも青い池を見ることはできます。
最近はSNSに写真をアップするために、午前中に撮影のために訪れる人が多いそうです。早朝はすいているようなので、早朝または午後早めの方がおすすめです。

夕方前はダメなの?
あまり遅くなると、日の傾きで水面に影が入るようになり、いわゆるインスタ映えする写真が撮りづらくなってしまうので、あまり遅い時間は避けた方がいいと思いますよ。
ただし、遅い時間がおすすめの季節があります。それは冬。11月からライトアップされますので、しっかりと防寒して夜に見に行ってください。

僕は冬の景色の方が好きだな。
真っ白な雪に覆われた池とカラマツのライトアップは、心癒されると思います。まるで映画の中のような景色を楽しんでください。
まとめ
- 白金温泉には、JR美瑛駅からバスまたは車で約25分のところにある。湯治プランや日帰りプランもあり、神経痛などに効くことから杖忘れの湯と言われてる。
- 登山や散策、サイクリング目的の人には、初夏~夏に行くのがおすすめ。文字通りの青い池に出会える可能性も大きい。
- ゆっくり温泉を楽しみたい人、雪景色を楽しみたい人には冬に行くのがおすすめ。白ひげの滝や青い池の夜間ライトアップも必見。
- 青い池は、雨が降った後は水面が濁ってしまうので、天気の良い日が続くときを狙っていくのがおすすめ。
美瑛町に温泉があったことを知らない人も多いのではないでしょうか。最近人気の青い池のそばですし、散策や登山も楽しめるところなので旅行のプランに追加してみてはいかがでしょうか。
美瑛町は、アスパラ、じゃがいも、トマト、かぼちゃなど大自然が育んだおいしい作物が採れるのも魅力。おいしいものを食べて、空気と景色と温泉に癒されて、パワーチャージしてください。
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