北海道函館の中心にある五稜郭は桜の名所、歴史ファンには箱館戦争の舞台として有名な観光名所です。
ですが五稜郭には桜以外にも季節を感じられる場所や時期があること、そして五稜郭の歴史がどのような形で残っているのかご存知でしょうか?
それを知っていないといざ五稜郭に行っても、ただ漠然と見て回るだけになったり、イベントのある時期を逃したりなど五稜郭を十分に堪能できないかもしれませんよ~。
この記事では五稜郭の歴史や見どころ、そして「五稜郭に行きたい!」と思った方のためにアクセス方法も紹介していきます!
北海道函館の観光名所・五稜郭タワーの見どころとは?五稜郭を一望!?
五稜郭は星形のお城という話が出ましたが、そのお城を一望できる場所があることをご存じでしょうか?
五稜郭のすぐそばにある五稜郭タワー。
ここの展望台からは五稜郭を一望できるんです!

じゃあ実際に五稜郭の形を見ることができるんだ!
ほかにも五稜郭と函館のお土産が買える売店や函館ならではの料理が食べられるレストランなどもあるので、かなりおすすめの観光スポットです。
アトリウム
五稜郭タワーの1階部分には「アトリウム」という全面ガラス張りの広場があります。
函館観光や五稜郭散策の休憩スペースになっていて、中には焼きたてパンとソフトクリームやソフトドリンクが売っている「food&drink107」というお店がありアトリウム内で食べることもできるんです。

特にこのお店の「ギッフェリ」ていうクロワッサンはバターにあんこやチョコとかいろんな種類もあっておすすめだよ。

焼きたてのクロワッサンって、サクサクしてておいしいんだよな~。
またアトリウム内には池田屋事件や箱館戦争で有名な新選組の副長「土方歳三」のブロンズ像があったり、年間でさまざまなイベントが開催されていたりと休憩しながら観光もできるのでぜひ立ち寄ってみてください。
1階
アトリウムが隣接する五稜郭タワーの1階は広いエントランスホールになっていて、入口の目の前にはチケットカウンターがあります。

展望台に上がるときはここでチケットを買わないとエレベーターで上がれないから気を付けてね。
そして1階の広い範囲で展開されている売店では、ここでしか買えないお土産もたくさんあります。
でも上通信販売もしているので、もし「お土産買い忘れた~」となっても後で買うこともできるのんです!!

あとで「やっぱりあれ買えばよかった~」てなっても安心だね。
また1階には五稜郭を設計した「武田斐三郎」と旧幕府軍を率いた「榎本武揚」の像や旧幕府軍艦の模型などの五稜郭の歴史ゆかりのものも展示されています。

五稜郭タワーには、五稜郭の歴史を解説した展示物もいっぱいあるよ。

歴史も知ることができるだね~。
ほかにもエレベーターホールにはガラス張りの床があり、下には幕末当時の箱館模型があります。展望台から見た函館と見比べて違いや同じところを探すのも面白そうですね!
2階
2階には、ほかの階と違い売店や展示物は一切なくレストランが2店とジェラート店が1店あるのみです。

レストランとジェラートか~。
やっぱり函館だから、新鮮な魚介類とか函館産の牛乳とか使ってるのかな~???

お!さすが良いところに気がついたね~。その通り!
北海道は魚介、牛乳、野菜とおいしいものがいっぱいあるからね!
◆ジェラートのお店
MILKISSIMO ミルキッシモ 五稜郭タワー店
ミルキッシモは函館近郊でとれた牛乳と北海道の旬の果物と野菜を使ったジェラートが食べられるお店です。

果物はわかるけど・・・
野菜のジェラートってどんなのがあるの?なんか想像がつかないな??

えっとね・・・
カボチャや枝豆にトマト、季節限定でトウモロコシのジェラートもあるよ。

おお!
THE北海道っていうラインナップだ。
珍しいけど、美味しそう♪
ほかにもティラミスやパンナコッタといったイタリアンデザートをモチーフにしたフレーバーもあります。
日にちや時期によってラインナップが変わりますが、いつも15~18種類くらいのフレーバーを用意して並べてくれています!
しかも!!
このお店のジェラートは、カロリーが80kcal前後と一般的なジェラートよりカロリーが低いんです!これは、女子にはうれしいですね。(ちなみに、一般的なジェラートは大体100gで120kcalです。)
夏だけでなく、真冬でも食べたくなること間違いなしのジェラート!!
一度味わってみてはいかがでしょうか?
営業時間(年中無休)
- 4月21日~10月20日 8:00~19:00
- 10月21日〜4月20日 9:00~18:00
◆レストラン①
四季海鮮「旬花」
旬花では店主が毎朝函館の市場から仕入れている、新鮮な魚介類を使った海鮮料理が食べられます。
ウニ、いくら、紅鮭、カニ、エビなどが盛り沢山ですよ~!
メニューは和食中心で、釜飯や海鮮丼、てんぷらなどどれもこれもおいしそうで目移りしてしまいそうです。

函館と言えばイカだよね!おいしいイカは食べられる?

もちろん食べられるよ!
イカ刺しや一夜干し、旬花オリジナルメニュー「いかめしの磯部揚げ」も人気があっておすすめだよ。
ほかにも、魚介類だけでなく北海道産の「ひこま豚」や「黒毛和牛」といったお肉のメニューもあります。
旬花では、北海道の魚とお肉両方を味わうことができるんです!!

しかも!お財布に優しいお手頃価格!!
ランチでも夕食でも気軽に入れるから、おすすめ~♪
さらに!!
旬花では会食や宴会、仕出しの予約もできちゃうサービスも!!
営業時間(定休日は毎週水曜日)
- 昼営業 11:00~15:30(ラストオーダーは15:00)
- 夜営業 17:00~21:30(ラストオーダーは20:30)
◆レストラン②
レストラン五島軒 函館カレーEXPRESS 五稜郭タワー店
函館カレーEXPRESSは函館のレストラン「五島軒」の支店。
本店で出しているカレーをそのままの味で提供しているお店です。
五島軒とは?
函館にある洋食店で明治12年の創業から伝統の味を代々受け継いできた老舗レストランです。
より多くの人に食べてもらえるように「レトロモダン&カジュアル」のコンセプトのもと五稜郭タワーに開店しました。
本店は、赤レンガ倉庫と函館山の近辺にあります。
函館カレーEXPRESSのメニュー
- 函館海の幸カレー
- 函館ポークカレー(函館産spf豚使用)
- イギリス・フランス・インドカレー
- ランチメニューの洋食カレーセット
などなど、いろんな種類のカレーがそろっていて本店よりもリーズナブルな価格で食べることができます。

メニューのほとんどはカレーだけど、ほかにハヤシライスもあるよ。
五島軒のハヤシライスは筍とシイタケが入っているのが特徴!

へぇ~めずらしいね。ちょっと和風ぽくて、美味しそう♪。
函館カレーEXPRESSでは、五稜郭やタワーの観光をしながら歴史ある名店の味も楽しむことができる。価格とはまた別のお得感もありますよ~。
営業時間(年中無休)
- 4月21日~10月20日 11:00~19:00
- 10月21日〜4月20日 11:00~18:00
展望1階・2階
そしていよいよ、お待ちかねの展望台です。
五稜郭タワーの展望台は1階と2階に分かれていて、五稜郭が見える角度や展示物などが違ったりします。
まず展望1階は、ソフトドリンクや函館近郊にある山川牧場の牛乳ソフトなどが味わえる「カフェ」があります。
ゆっくりのんびり景色を眺めたいときにおすすめですよ。

展望台限定や期間限定のメニューもあるから、カフェに行ったらチェックしてみてね。
また展望1階にはほかにも
- 下の1階には売っていないグッズも売ってる「展望売店」
- 展望台の真下が見える「シースルーフロア」
- よく当たると評判の「コンピューター手相占い」
なども面白いお店なでもあるので、展望台から景色を見つつ・・・
買い物やまさかの占いも楽しむことができるんです!

シースルーフロアって・・・
ガラスの床に立って下を見るんだよね??

うん、そう・・・
私は高所恐怖症だから、ちょっと無理だけど。
人気あるみたいだよ~。

それってさ・・・
・・・・割れない???

割れない、割れない(笑)
大丈夫!!
そして五稜郭タワーの最上階「展望2階」は、五稜郭を一望できるだけでなく、歴史について学べる展示スペースがあります。
- 完成当時の五稜郭を復元した「復元模型」
- 五稜郭の歴史を分かりやすく紹介した「グラフィックパネル」
- 五稜郭の情報をQ&Aや三択クイズなどで検索できる「情報検索パソコン」
などなど。
歴史に詳しくない方でも展示スペースが充実しているので、五稜郭の歴史をより深く知ることができるんです!!
景色を見るだけでなく、五稜郭の歴史をくわしく知りたい方にもおすすめです。
展望料金
一般 | 団体(30名以上) | 障がい者(手帳提示) | |
大人 | 900円 | 810円 | 450円 |
中高生 | 680円 | 610円 | 340円 |
小学生 | 450円 | 410円 | 230円 |
営業時間
- 4月21日~10月20日 8:00~19:00
- 10月21日~4月21日 9:00~18:00
- 1月1日(初日の出営業) 6:00~19:00
北海道函館の観光名所・五稜郭の見どころとは?おすすめの楽しみ方をご紹介!
箱館戦争後しばらくは陸軍の練兵所として長く使用されましたが、44年後の1913年(大正2年)に五稜郭は公園として一般開放されることになりました。
ジョギングやウォーキングをする人も多く見かけられ、100年以上たった今でも地元の人の憩いの場として愛されています。
ですが!
五稜郭は憩いの場というだけではありません!!
歴史ファンが五稜郭の歴史を感じようと訪れる観光地でもあり、実は桜の名所としても有名な観光地なんです!
そして桜のほかにも函館の季節を感じられる時期やスポット、イベントがあったりと見どころ満載の五稜郭。ここからは五稜郭の見どころをおすすめの楽しみ方別で分けてご紹介します!
ただ五稜郭は年中無休ですが、開園時間は決められているので気をつけてくださいね。
五稜郭の開園時間
- 4月~10月 5:00~19:00
- 11月~3月 5:00~18:00
五稜郭の見どころ・おすすめその1:箱館戦争の遺構?五稜郭の歴史に触れる
五稜郭は「五稜郭と箱館戦争の遺構」として「北海道遺産」に選定されるなど、その時代の名残がいくつもあります。
まず五稜郭内には正門から「一の橋」「二の橋」と渡って中に入りましょう。
下の画像は、五稜郭入り口の橋です↓

趣のある橋だね~。

この橋は昔の姿に復元されているんだよ。当時の雰囲気を感じられるよね~。
武田斐三郎先生顕彰碑
引用:函館市住宅都市施設公社

あっ!この人五稜郭を設計した人だよね。
そうです!!
この石碑は、五稜郭築城100年記念に設計した功績を讃えて建てられました。

あれ??
顔の部分の色が違うのはどうして?

それはね、武田斐三郎さんはとても賢い人だったからなのか「顔の部分をなでると頭がよくなる」って都市伝説があるみたいで・・・
その都市伝説を聞いた人がなでていくので、顔の部分がピカピカになっていったのでしょうね。

大阪の通天閣にあるビリケンさん像みたい(笑)

ビリケンさんは、撫でられすぎて足の裏が凹んじゃってたらしいよね~(笑)
箱館奉行所
五稜郭の中心にある箱館奉行所。
もともと、五稜郭はここを守るために建てられました。

奉行所って「この桜吹雪が~」とか言って、悪党を裁くところのこと?

そうそう、わたしは松方弘樹派で・・って違う!
いや違ってないけどでも違う!
たしかに奉行所って聞いたら金さんが出てくる人も多いでしょう(笑)
でも、この箱館奉行所はいわゆる裁判所のような場所ではなく、幕末の時代外国との貿易をはじめた蝦夷地(当時の北海道)の統治と外交の場。
そして、蝦夷地の防衛拠点として建てられました!!
2010年に復元された箱館奉行所は中を見学することができるようになりました。
箱館奉行所の歴史や復元工事について情報
- 特に格式の高い部屋を再現した「再現ゾーン」
- 五稜郭と箱館奉行所の歴史が展示されている「歴史発見ゾーン」(噂では人物紹介のコーナーに「面白い仕掛け」があるとか・・・・・。)
- 復元工事の様子をハイビジョン映像で見ることができる「映像シアター」
- 復元工事プロジェクトを紹介する「建築復元ゾーン」
と、全部で4つのゾーンに分かれて展示されています。
箱館奉行所は「再現」にこだわって復元しているので、歴史ファンだけでなく幕末の建築に興味がある方も一見の価値ありかもしれませんよ。
入館料
個人 | 団体(20人以上) | |
一般 | 500円 | 400円 |
学生・生徒・児童 | 250円 | 200円 |
未就学児 | 無料 | 無料 |
お休み処いたくら柳野
このお休み処「いたくら柳野」は、箱館奉行所の正面にある休息所です。店内に入ると畳のベンチがあり奉行所グッズやお菓子がお土産コーナーで売られています。

じゃあ~
休憩しつつ、お土産も見ることができるんだね。
また、ここではお土産を買えるだけじゃありません!
コーラやオレンジジュース、牛乳やアイスティーなどのソフトドリンクやソフトクリームなどもあるので甘味処としてゆっくり休憩できますよ。

ここのソフトクリームは、乳脂肪たっぷりの濃厚な味で甘みも強いの。もちろん北海道産だよ!
そして中でもおすすめは「箱館奉行所コーヒー」
このコーヒーは幕末当時、箱館奉行所で薬として飲まれていたコーヒーを当時の文書に残っていたレシピで再現したコーヒーなんです!
味は、酸味が少なく苦みがはっきりした味の濃いコーヒー!!
そして・・・もなかのセットを注文することもできます。

幕末の人が飲んでたコーヒーか~。
気になるな~。
箱館奉行所コーヒーは、店内のお土産コーナーでも購入できます!気に入った方は、お家でも味わってみてはいかがでしょうか?
箱館五稜郭祭
五稜郭には戊辰戦争の歴史が色濃く残っています。その歴史を後世に残していくために五稜郭では「箱館五稜郭祭」という一大イベントが毎年開催されているんです!

どんな催し物があるのかな?
箱館五稜郭祭は2日間にわたって開催されます!
まず1日目には
- 碑前祭
旧幕府軍や新政府軍の衣装を着た人たちが、「土方歳三最期の地碑」や「箱館戦争供養塔」など箱館戦争ゆかりの地を巡って花を手向けていきます。 - 土方歳三コンテスト全国大会
新選組の副長「土方歳三」を演じて優勝を競うコンテストです。五稜郭タワーのアトリウムで開催されます。
そして2日目には
- 維新行列と音楽パレード
中島町から五稜郭公園を、音楽パレードと幕末の志士の衣装を着た人たちが行進します。
行啓通りで披露される殺陣のパフォーマンスは維新行列の見どころです。 - 開城セレモニー
五稜郭の明け渡しを再現したセレモニーで、煙を上げる大砲が出てくるなど迫力いっぱいになっています。
主にこの4つのイベントが開催されます。
どれも見ごたえのあるイベント!!見るだけでも楽しめると思いますが・・・
実は事前に応募すればパレードに参加できるんです!
「あの人もこの道を歩いたかもしれない・・・」と思いをはせながら、幕末の志士になりきって街を行進する・・・。

ロマンがありますね~。
募集要項は、五稜郭祭開催前に発表されます。
もし「自分も参加したい!」と思った方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

募集人数は決まってるから、応募するならなるべく早いほうがいいですよ~。
五稜郭の見どころ・おすすめその2:お花見だけじゃない!?五稜郭の季節を堪能
五稜郭は「五稜郭といえば桜」っと言われるほど桜の名所として有名です。桜の時期には観光客や花見客が大勢の人が桜を見に来ます。

それじゃあ五稜郭は、春に行く方が楽しめるかな?
ちょっ、ちょっとまったー!!
五稜郭には桜以外の花や秋の紅葉、冬の雪景色とまだまだ見どころはあるんです!!というか・・・
五稜郭の桜は本州より遅いんです!!
五稜郭の桜

五稜郭は、桜の名所なんだよね?
本州より遅いってどういうこと?
北海道は、桜の開花が本州よりも遅くて見ごろは5月。ちょうどゴールデンウィークの時期なります。そもそも、北海道って雪解けの時期が3月~4月頃。本州で桜のお花見とされている時期には、まだ寒いんです。

でも、ゴールデンウイークの頃なると、五稜郭には1600本の桜が毎年きれいに咲くんだよ~。
この時期は五稜郭も花見客でにぎわいますが、実は北海道の花見には道民以外の人にはあまりなじみがない習慣があるんです。
それは、何かというと・・
北海道では花見の時にジンギスカンを食べる習慣があるんです!

道民以外の人は、不思議に思うよね~。

バーべキューみたいな感覚なのかな?
五稜郭は普段は火気厳禁ですが、花見のシーズン限定でガスコンロの使用を許可されています。それだけ、北海道民には花見でジンギスカンが大好き。

というより、外でジンギスカン(バーベキュー)が出来る時期が短いのも理由の一つです!!
ですが、ジンギスカンを食べるのに必要な材料、鍋、ガスコンロは家から持ってくると荷物もかさばって重い・・・。
そもそも観光で来ていたら、材料や道具をそろえること自体難しかったりしますよね?
だが、しかーし!そこはご安心!!
実は、五稜郭には手ぶらで行ってもジンギスカンを食べられるサービスがあるんです!!
先ほど紹介した五稜郭タワーの2階にあるお店「旬花」では毎年「お花見プラン」というサービスを行っています。
事前に予約さえすれば「1人2200円」でジンギスカンを食べることができます!
お花見プランのサービス内容
お店が用意してくれるもの
シート・ガスコンロ・ガスボンベ・お皿・お箸・おしぼり・上ラム肉300g・野菜5種・タレ(食べ物、飲み物の持ち込みはokですが別料金でオードブルや飲み物を追加注文可能)
サービス内容
場所取り・コンロ、食器、食材の準備・食べ終わった後のコンロと鍋、ごみの片づけ
1人2200円で、これだけのサービスを受けられるのはかなりお得だと思いませんか??

これなら観光に来た人達も、手ぶらで行って手ぶらで帰れるからお花見しやすいね。

まさに至れり尽くせりのサービス・・・
北海道では定番の花見でジンギスカン!!
もし、花見をする機会があれば一度体験してみてもいいかもしれませんね。


桜以外の花
大体5月下旬から6月上旬、桜が散る時期に行くと見ごろを迎える「藤の花」。
正門から一の橋、二の橋を渡ってすぐのところに藤棚があります。満開の時期には五稜郭に入るときに、藤のトンネルをくぐって入ることになります。

すごーい!幻想的!

この藤の花は、毎年たくさんの人を迎えてきたんだろうね~。

それもまた、ロマンがあるよね~♪
藤の花言葉には「歓迎」という意味があります。
まさしく、それを体現しているようです。ここに植えた人も知っていたのでしょうか?ほかにも、まだまだあって・・・
ツツジ
見ごろは藤の花と同じ5月下旬から6月上旬。主に土手の上や斜面に植えられていてピンクや白などのツツジが咲き誇ります。
スイレン
6月下旬から9月上旬ごろが見ごろで、裏門の橋下に群生しています。日本古来の白いスイレンや外来種の赤いスイレンが咲き、その周りをコイやカメが泳ぐ姿を見ることもできるんですよ~。
などなど、たくさんの花が五稜郭内に植えられています。
五稜郭の紅葉
一般的に紅葉と聞いたら、モミジやイチョウを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ですが!!
五稜郭の紅葉はなんと、桜の木の紅葉なんです!!

紅葉ってモミジとかイチョウとかだけじゃないの?

紅葉は「葉っぱが落ちる前に色が変わる現象」のことを言うから、モミジやイチョウに限ったことじゃないんだよ~。
そんな桜の紅葉は、10月中旬から11月上旬ごろに見ることができます。
モミジやイチョウは赤や黄色の一色ですが、桜の紅葉は一枚一枚赤にオレンジや黄色が混ざった色をしています。
グラデーションを楽しめる紅葉というのも、また違った楽しみ方ができていいかもしれませんね!

「桜は春」って思ってたけど、秋も紅葉でも楽しむことができるんだね~。
五稜郭の雪景色
雪化粧で彩られた五稜郭を散策する。風情があっていいでしょうね~。
しかし五稜郭のある函館は、寒さのピークになり一番積雪量が増える1月と2月には平均で0度から-7度の気温になります。

この気温は・・・外よりも冷蔵庫の中の方が温かいよ・・・。(冷蔵庫の庫内温度は2度~6度)
函館は北海道の南にあり湿度も低いので、北海道の中でも比較的穏やかな気候です。とはいっても、五稜郭をゆっくり見て回るのは難しいかもしれません。

それじゃあ冬はあんまり五稜郭を楽しめないの?
そんなことはございません!
五稜郭には冬にしか見られない景色もあるんです!それは・・・
五稜郭タワーから見た五稜郭の景色!!
なんですが、まずは昼間の五稜郭をごらんください。
五稜郭が真っ白に染まってとてもきれいです。それに五稜郭の輪郭もはっきりと出ていて形がより鮮明にわかりますね。
そして、この真っ白な五稜郭が夜になると・・・。
このようにイルミネーションでライトアップされるんです!!

函館の夜景の中で大きな星が光ってるみたーい!きれー!
それによく見ると五稜郭の周りだけでなく、中心にある箱館奉行所もライトアップされていますね。(開園時間内なら近くで見ることもできます)
このイルミネーションは毎年12月1日から2月28日まで開催される「五稜星の夢イルミネーション」のイベント企画で、期間中は毎日ライトアップされています。
点灯日時
12月上旬~2月上旬 17:00~20:00
2月上旬~2月下旬 17:30~20:00
このイルミネーションは、ただきれいなだけでないんです!
日没時間や雪の有無、積り方によって見え方が変わってくるので見え方の違いを楽しむこともできるんです!
またイベント期間中は、五稜郭タワーの営業時間が19時までになり料金も変わります。
料金(イベント期間中・17時からの夜間特別料金)
- 大人・810円
- 中高生・610円
- 小学生・410円
17時からだと料金が安くなるようです。イルミネーションを見るのなら17時以降に展望台へ上ったほうがお得になりますね!
さらに期間中は、展望台やアトリウムにもイルミネーションが飾られているので、こちらも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?


北海道函館の観光名所・五稜郭へのアクセス方法をご紹介!
皆さん、函館に行くとしたら何に乗って行きますか?
公共機関を使う場合、函館には3種類あります。
- JRの駅
- 空港
- フェリー乗り場
が、五稜郭へはおそらく・・・その3種類の中から、さらに2種類
- 函館市電
- バス
この2種類のうち、どちらかに乗って行くことになります。

なんか、ややこしそうだね~。

わかりやすさ重視で解説するから大丈夫!・・・
だと思う・・・。
JRの場合
JRで函館(五稜郭)に行く場合
- JR函館駅から函館市電かバス
- JR五稜郭駅からバス
に乗って五稜郭に行きます。
JR函館駅から函館市電で行く方法
函館市電とは函館市内を走る路面電車のことです。

函館の観光地を巡りながら景色も楽しめるおすすめの乗り物ですよ。
まず函館駅から函館市電「函館駅前」の駅まで行きます。駅から大体徒歩5分の距離です。

駅についたら「湯の川」行に乗って「五稜郭公園前」で降ります。

函館市電の運賃は「対キロ区間制」といって乗車距離に応じて料金が変わるの。函館駅前から五稜郭公園前なら230円になるよ。
そして五稜郭公園前で降りてから、北に約15分歩けば五稜郭に到着します。
函館市電には2系統と5系統の2つの路線があるんですけど、初めて乗るときにどちらに乗ったらいいのか迷いそうですよね。
でも大丈夫!
五稜郭へは、どちらの系統に乗っても行けるので方向さえ間違わなければ、ちゃんとたどり着くのでご安心を!
JR函館駅からバスで行く方法

函館駅前のバス停はいくつもあって五稜郭へ行くバスも多く出てるから、10分以上待つってことは滅多に無いかな?

さすが観光地・・・。
JR函館駅からバスで行くには駅の目の前にある「函館駅前」のバス停から乗って、「五稜郭」「五稜郭公園入口」「五稜郭タワー前」の3種類のバス停まで行くことができます。

五稜郭最寄りのバス停が3つあるの?
そうです!!3つもあるんです!!
しかも、「五稜郭」のバス停は「五稜郭〇〇前」と複数あって降りる場所が路線によっても違う。なので、慣れていない方には大変ややこしいです!

しかもバスを降りて五稜郭までそこそこ距離があったり・・・。(それでも15分圏内ですが)
五稜郭に行くときは、
- バス停から徒歩10分以内に行ける「五稜郭公園入口」
- 五稜郭タワーの目の前で降りられる「五稜郭タワー前」
この2種類のバスに乗るのがおすすめです。
まずは、五稜郭公園入口への行き方を解説します。
「五稜郭公園入口」へ行くバスは、函館駅前の「4・5・6・7番」の乗り場から乗ることができます。でも、五稜郭へ行けるバスのほとんどが「5・7番」から出ているんです!!

だから、「5・7番」に乗れば「五稜郭公園入口」に行くことができるよ。

なるほど!!
それ以外にもたくさん出てるなら、あんまり待たなくていいかもだね。
そしてもう1つの「五稜郭タワー前」ですが、このバス停は函館駅前から出てる「トラピスチヌシャトルバス」の停留所になっているんです。

このシャトルバスに乗れば、五稜郭タワーの目の前に降りられるからすぐに五稜郭に行けるの。
しかし、トラピスチヌシャトルバスは運行本数は1時間に2本、最終は16時台まで。なので、時間が合わないと思ったときは「五稜郭公園入口」へ行くバスに乗るのがベストでしょうね。
JR五稜郭駅からバスで行く方法

五稜郭駅から、函館市電は出てないの?

実は、五稜郭駅近くまで函館市電の駅はないの。だからバスで行くのが一番近いかなぁ??
五稜郭駅から「五稜郭公園入口」へ行くバスは、89系統のバス(旭岡中学校前行)のみとなっています。

こっちは極端に少ないのね。

しかも「五稜郭公園入口」へ行くバスは1時間に1~2本しか運行していないという・・・。
なので、五稜郭駅から向かう時に時間が合わないと思ったら「五稜郭」へ行くバスに乗ることも視野に入れておきましょう。
飛行機の場合
函館空港からも、基本的にはバスで行くことになります。
でも、空港からの行き方はすっごくわかりやすいですよ!!まず、五稜郭へ行くには空港のバス停1番、2番乗り場から乗ります。
1番乗り場から出てるバス
全部「五稜郭公園入口」に行きます!!
(7A・7Bの方が若干運賃が安いです)
2番乗り場から出ているバスは2種類
- 5・5A系統のトラピスチヌシャトルバス
- 8系統の快速線に乗れば「五稜郭タワー前」

たしかにわかりやすい!
本数も1時間に何本も出ているので、長時間待つということもほぼないでしょう。
フェリーの場合
函館フェリーターミナルは青森・大間の間を運航しているフェリーの函館側にあるターミナルです。

青森からは3時間40分、大間からは90分で行くことができるよ。
フェリーターミナルから五稜郭に行くには、「津軽海峡フェリー」から「五稜郭」へ行くことになります。

あれ?
「五稜郭公園入口」や「五稜郭タワー前」に行くバスはないの?

「津軽海峡フェリー」からは「五稜郭」に行くバスしか出てないの。
なるべくなら近いほうがいいですが、ないものはしょうがないですね。残念です・・・。
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北海道函館の観光名所・五稜郭はどんなところ?

そういえば五稜郭って、時代劇とか旅番組で名前を聞いたり星形になってるのは知ってたりするけど、どんな所なのかよく知らないかも。
たんぽぽちゃんと同じことを思った人は、少なくはないのでは?
そんな方のために、五稜郭がどんなところかをご紹介していきますね。

名付けて「徹底追及!五稜郭とはなんぞや!」

なにも名付けなくても・・・
五稜郭の歴史を解説!
五稜郭が完成した時代は江戸末期、この時代はそれまでの日本を大きく変える出来事が数多く起きました。いわゆる「幕末」の時代ですね!
五稜郭はこの幕末に起きた「戊辰戦争」の最後の舞台として、歴史にも名前を残しているんです。
戊辰戦争とは?
1868年(慶応4年)に薩摩藩・長州藩・土佐藩などが中心になった「新政府軍」と徳川の旧幕府と東北の藩が中心になった「旧幕府軍」との戦いのことです。

戊辰戦争は、徳川の政治に不満を持った藩が団結して「徳川幕府を倒そう!!」としたことから始まったの。
この戦いは、旧幕府軍が押される形になり日本を北上しながら戦い続け・・・
そして、最終的にたどり着いたのが五稜郭だったんです。
この五稜郭での戦いを「箱館戦争」といいます。最終的には、旧幕府軍が降伏する形で終結。と同時に、戊辰戦争も終わりました。(※函館が箱館の表記なのは、明治時代まで箱館の表記が使われていたからみたいです。)

戊辰戦争が終わった後、それまでの日本とは打って変わって近代化が進み徐々に発展していったの。
『日本が大きく変わった戦いの最後の地』
ということになりますね!

そっか~。
思ってたよりも五稜郭って、日本の歴史に深く関わってたんだね。

戊辰戦争最後の地だからね。
一つの時代が終わった場所って考えるとすごく感慨深いよ。
五稜郭はそもそも何の建物?
五稜郭は、ほかの建築物ではあまり見ない星形というめずらしい形をしています。では、そもそも何の建物なのかご存知でしょうか?
実は・・・五稜郭は1866年に「武田斐三郎(たけだあやさぶろう)」という蘭学者(外国の研究をする人)が設計した国内初の西洋式“城郭”、つまり五稜郭は「お城」なんです。

えっ!!
五稜郭ってお城なの!

そうだよ!
「日本100名城」にも選ばれてるれっきとしたお城なんだ。
日本100名城とは?
2006年に日本城郭協会が創立40周年を記念して企画した事業です。日本国内のお城を専門家が、「知名度」や「歴史」などを基準にして選んで一覧にしたものです。
そして、なぜ星形なのかというと・・・
あの形は「星形要塞」という大砲の攻撃に強い形とされているものなんです。それは、外国からの攻撃を想定して、星形に造られたそうです。

っていうことは・・・
五稜郭は「星形のお城」ってことか~。

星形のお城・・・
まあ、言われてみれば確かに(笑)
まとめ
- 五稜郭は箱館戦争の舞台になった場所
- 五稜郭タワーからは五稜郭を一望でき歴史について知ることもできる
- 五稜郭タワーにはお土産を買える売店や函館の料理が食べられるレストランがある
- 五稜郭には箱館戦争ゆかりの物や当時の物を復元した橋や建物がある
- 桜の名所だが藤や紅葉、雪も楽しめる
- 五稜郭へのアクセス方法は函館市電とバスがある
五稜郭や五稜郭タワーは歴史ファンが楽しんだりお花見でジンギスカンを食べたりする以外にも、紅葉や雪、函館の海鮮や洋食にジェラートなど見どころ食べどころが満載ですね。
歴史好きも楽しめ、お花見も楽しめ、おいしい函館の料理やスイーツも楽しめる五稜郭にぜひ一度足を運んでみてください。
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